“あけふねちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
明舟町66.7%
明船町33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明舟町あけふねちょうで、娘さんと二人で、お弟子を取っています、お師匠さん、……お民さんのね、……まあ、先生方がお聞きなすっては馬鹿々々しいかも知れませんが、……目を据える
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その家は芝明舟町あけふねちょう路次ろじの中にあった。左手は上り口で、右手には勝手のあか障子しょうじめてあって、それに油で二重の波形の模様が描いてある。そんな家である。二人はそこで泣き通した。
僕の東京の住家は芝区明船町あけふねちょうだ。そこへ着いたのは夜の十時過ぎ——車を帰して、締っている戸をたたいていると、家の前を通り過ぎた人が一人あって、それが跡もどりをして来て
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)