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きおう
ふりがな文庫
“
既往
(
きおう
)” の例文
わが
既往
(
きおう
)
の失敗とがめず、もいちど信じてだまって持たせて呉れたなら、私いのち投げてもプレート守ったにちがいない。
二十世紀旗手
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
成事
(
せいじ
)
は
説
(
と
)
かず、
遂事
(
すいじ
)
は
諫
(
いさ
)
めず、
既往
(
きおう
)
は
咎
(
とが
)
めずという
教
(
おしえ
)
もあるから、わしはいずれにしても異存はないと申上げて置いた。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
かくして養いおけば、よく人の
既往
(
きおう
)
を説き未来を告ぐるに、不思議にも当たらぬことはない。常に巧みにその体を隠し、飼い主の目に触るるのみにて、少しも他人の目に見えぬと申すことじゃ。
迷信解
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
余は
既往
(
きおう
)
の詮議立てはせぬ
積
(
つも
)
りなり
云々
(
うんぬん
)
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“既往”の意味
《名詞》
過ぎ去った昔。過去。
(context、medicine)過去に罹患、または経験していること。既往歴。
(出典:Wiktionary)
既
常用漢字
中学
部首:⽆
10画
往
常用漢字
小5
部首:⼻
8画
“既”で始まる語句
既
既成
既知
既望
既倒
既決
既寿永昌
既事
既婚
既定