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断離
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ちぎ
ふりがな文庫
“
断離
(
ちぎ
)” の例文
鷲郎は黒衣が
首級
(
くび
)
を咬ひ
断離
(
ちぎ
)
り、血祭よしと喜びて、これを
嘴
(
くち
)
に
提
(
ひっさ
)
げつつ、なほ奥深く
辿
(
たど
)
り行くに。忽ち路
窮
(
きわ
)
まり山
聳
(
そび
)
えて、進むべき
岨道
(
そばみち
)
だになし。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
さきに
文角
(
ぶんかく
)
ぬしが物語に、
聴水
(
ちょうすい
)
といふ狐は、かつてわが父
月丸
(
つきまる
)
ぬしのために、尾の尖
咬
(
かみ
)
切られてなしと聞きぬ。今彼の狐を見るに、尾の尖
断離
(
ちぎ
)
れたり。恐らくは聴水ならん。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
離
常用漢字
中学
部首:⾫
19画
“断”で始まる語句
断
断崖
断念
断乎
断末魔
断食
断然
断片
断々
断腸