“斜掛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はすか50.0%
はすかけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三四郎は無言で灯の下を見た。下には死骸しがいが半分ある。汽車は右の肩から乳の下を腰の上までみごとに引きちぎって、斜掛はすかけの胴を置き去りにして行ったのである。顔は無傷である。若い女だ。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
汽車は右の肩からちゝしたこしの上迄美事みごとに引き千切ちぎつて、斜掛はすかけの胴を置き去りにして行つたのである。かほ無創むきずである。若い女だ。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)