トップ
>
斎藤緑雨
>
さいとうりょくう
ふりがな文庫
“
斎藤緑雨
(
さいとうりょくう
)” の例文
永代橋
(
えいたいばし
)
を渡って帰って行くのが堪えられぬほど
辛
(
つら
)
く思われた。いっそ、明治が生んだ江戸追慕の詩人
斎藤緑雨
(
さいとうりょくう
)
の如く
滅
(
ほろ
)
びてしまいたいような気がした。
深川の唄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その他、投書家でもよいものは作者と同じように、原稿料をとっていたように記憶する。(
斎藤緑雨
(
さいとうりょくう
)
なども、この若菜貞爾にひきたてられて、『報知』に入ったものである。)
明治十年前後
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
「僕は、本月本日を以て目出たく死去
仕
(
つかまつり
)
候」という死亡の自家広告を出したのは
斎藤緑雨
(
さいとうりょくう
)
が一生のお別れの皮肉というよりも江戸ッ子作者の最後のシャレの吐きじまいをしたので
斎藤緑雨
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
斎藤緑雨
(
さいとうりょくう
)
君が何とかいう時代物の小説を『小日本』に連載。
子規居士と余
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
唖々子は弱冠の頃
式亭三馬
(
しきていさんば
)
の作と
斎藤緑雨
(
さいとうりょくう
)
の文とを愛読し、他日二家にも劣らざる諷刺家たらんことを期していた人で、他人の文を見てその病弊を
指擿
(
してき
)
するには
頗
(
すこぶ
)
る
妙
(
みょう
)
を得ていた。
十日の菊
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
懸賞小説といへばその以前より毎週『
万朝報
(
よろずちょうほう
)
』の募集せし短篇小説に余も二、三度味をしめたる事あり。選者は
松居松葉
(
まついしょうよう
)
子なりしともいひまた故人
斎藤緑雨
(
さいとうりょくう
)
なりしといふものもありき。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
斎
常用漢字
中学
部首:⽂
11画
藤
常用漢字
中学
部首:⾋
18画
緑
常用漢字
小3
部首:⽷
14画
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
“斎藤”で始まる語句
斎藤
斎藤茂吉
斎藤義龍
斎藤道三
斎藤掃部助
斎藤弥九郎
斎藤実
斎藤勇
斎藤与里
斎藤彦麿