“さいとうりょくう”の漢字の書き方と例文
語句割合
斎藤緑雨100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斎藤緑雨さいとうりょくう君が何とかいう時代物の小説を『小日本』に連載。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
唖々子は弱冠の頃式亭三馬しきていさんばの作と斎藤緑雨さいとうりょくうの文とを愛読し、他日二家にも劣らざる諷刺家たらんことを期していた人で、他人の文を見てその病弊を指擿してきするにはすこぶみょうを得ていた。
十日の菊 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
懸賞小説といへばその以前より毎週『万朝報よろずちょうほう』の募集せし短篇小説に余も二、三度味をしめたる事あり。選者は松居松葉まついしょうよう子なりしともいひまた故人斎藤緑雨さいとうりょくうなりしといふものもありき。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)