教化きょうけ)” の例文
寂照は戒律精至、如何にも立派な高徳であることが人々に認められたから、三呉の道俗ようやく多く帰向して、寂照の教化きょうけは大に行われたと云われている。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
合掌してうやうやしく敬礼すべしとを説き、釈迦牟尼世尊五濁の悪世に衆生を教化きょうけした時、千二百五十弟子の中で頭陀第一、身体金色で、金色の美婦を捨て
『大集経』二十二に浄道窟の兎天下を遊行ゆぎょうして声聞乗しょうもんじょうを以て一切兎身衆生を教化きょうけし離悪勧善せしむとあるは兎中の兎仏ともいうべきものありと説いたので