トップ
>
放生会
>
ほうじょうえ
ふりがな文庫
“
放生会
(
ほうじょうえ
)” の例文
旧字:
放生會
一切経会
(
いっさいきょうえ
)
、御八講、
祈雨御読経
(
きうみどきょう
)
、御
逆修
(
ぎゃくしゅ
)
、塔供養、
放生会
(
ほうじょうえ
)
、——それらは
賀茂祭
(
かもまつり
)
、
五竜祭
(
ごりゅうさい
)
、
大嘗会
(
だいじょうえ
)
などと異なるところがない。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
「きょうはわたくしの志す仏の命日でござります。どうぞわたくしに免じて
放生会
(
ほうじょうえ
)
をなにぶんお願い申します。」
鯉
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
……雛に供えたのを
放生会
(
ほうじょうえ
)
、
汐入
(
しおいり
)
の川へ流しに来たので、雛は姉から預かったのを祭っている……先祖の
位牌
(
いはい
)
は、妹が一人あって、それが
斉眉
(
かしず
)
く、と言ったんだね。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
実はね、お爺さん、宵からお目に掛っていた客が、帰りがけにこの橋から
放生会
(
ほうじょうえ
)
をなすった
品
(
もの
)
があるんです。——
昨日
(
きのう
)
はお雛様のお節句だわね——その蛤と栄螺ですって。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
先方
(
さき
)
が職務に忠実なんだと気がつくほど、一度は警察か、と覚悟をしてね——まあ、しかしそれでも活きた証拠に、同じものの
放生会
(
ほうじょうえ
)
があって、僕が放生会に逢ったようだ。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
「大丈夫、かえって身がわりになったでしょうよ。この花瓶がですよ。でも、あの人の無事のお祈りのために、
放生会
(
ほうじょうえ
)
をして
行
(
ゆ
)
きましょう。昨日は大きな鮒を
料理
(
りょう
)
りましたから。」
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ほん、ほん。こなたは、これ。(や、
爺
(
じじ
)
い……その鮒をば俺に譲れ。)と、
姉
(
ねえ
)
さんと二人して、潟に放いて、
放生会
(
ほうじょうえ
)
をさっしゃりたそうな人相じゃがいの、ほん、ほん。おはは。」
小春の狐
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“放生会”の解説
放生会(ほうじょうえ)とは、捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める宗教儀式。放生会はインドに起源をもつ行事で、中国や日本にも伝えられたという。また、インド由来の六道輪廻説と中国の孝が一体化したものであるともいう。なお、福岡県などでは「ほうじょうや」という。
(出典:Wikipedia)
放
常用漢字
小3
部首:⽁
8画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
会
常用漢字
小2
部首:⼈
6画
“放生”で始まる語句
放生
放生會
放生池
放生津
放生月毛
放生津鱈