“撃殺”の読み方と例文
読み方割合
うちころ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土饅頭の下に眠っているのは、後月あとげつのちょうど今日、兄十兵衛の木剣のために、道場でただ一打ちに撃殺うちころされた浪人の綾部大機の亡骸なきがらだった。
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
昨年であつたか岩崎某がその友人である大学生の某を誤つて撃殺うちころしたといふことを聞いた時に、縁も由縁ゆかりもない人であるけれど余は不愉快でたまらなかつた。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
みゑ「はい、昨年十一月三日の暮れ方でございまする、王子の権現さまから帰り掛けに、おとっさまは何者とも知れず、日暮ヶ岡にて鉄砲で撃殺うちころされました」