“摺来(すりく)” の例文
然(さ)るにまた畳を摺来(すりく)る跫音(あしおと)聞(きこ)えて、物あり、予が枕頭(ちんとう)に近寄る気勢(けはひ)す、はてなと思ふ内に引返(ひつかへ)せり。少時(しばらく)してまた来(きた)る、再び引返せり、三たびせり。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)