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提挈
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ていけつ
ふりがな文庫
“
提挈
(
ていけつ
)” の例文
衣類を黒
紋附
(
もんつき
)
に限っていた
糸鬢奴
(
いとびんやっこ
)
の貞固は、
素
(
もと
)
より読書の人ではなかった。しかし書巻を
尊崇
(
そんそう
)
して、
提挈
(
ていけつ
)
をその
中
(
うち
)
に求めていたことを思えば、留守居中
稀有
(
けう
)
の人物であったのを知ることが出来る。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
茶山は蘭軒の此遊に二児の
提挈
(
ていけつ
)
あるを羨んで云つた。「私は子なし。養子もとかく相応せず、才子過て傲慢、こまり申候。」此養子とは誰か。
公
(
おほやけ
)
に養子と称せられたものには、初め万年があつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
提
常用漢字
小5
部首:⼿
12画
挈
漢検1級
部首:⼿
10画
“提”で始まる語句
提灯
提
提燈
提琴
提督
提供
提唱
提携
提灯屋
提婆