掻窘かいすく)” の例文
色めいたなまめかしさ、弱々と優しく、直ぐに男の腕へ入りそうに、怪しい翼を掻窘かいすくめて誘込むといった形。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あたかもおおいなるひきがえるの、明けく海から掻窘かいすくんで、谷間たにまひそ風情ふぜいである。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)