拔手ぬくて)” の例文
新字:抜手
はなれて十町ばかり野合のあひへ掛る處へ向ふより二人の旅人とほかゝり幸之進が馬のわきを行違ふ時拔手ぬくても見せず右の片足をばつさり切落きりおとしければ幸之進はアツトさま馬より落る處を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)