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拒
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は
ふりがな文庫
“
拒
(
は
)” の例文
仕事を探すにしても、女中の口より外にはなく、しかも赤ん坊という
瘤
(
こぶ
)
がついているものだから、何処へ行っても
拒
(
は
)
ねられた。
小さきもの
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
この人は京極安知よりも、人間が少し賢く生れてゐましたから、頭から
拒
(
は
)
ねつけないで、金二駄ならば相談に乗つてもいいと答へたのです。
利休と遠州
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
が、
老人
(
としより
)
らしくもなく、手出しして
拒
(
は
)
ねられたという照れ臭さが、寝巻きの肩のあたりに見られた。
元禄十三年
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
或るときは侮辱され、或るときは気の毒がられもしたが、
拒
(
は
)
ねられることに変りはなかった。
小さきもの
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
常から
反
(
そ
)
りの合わねえ姉妹だ。それにあの師匠は淫乱よのう。男に貢ぐ金に
支
(
つけ
)
えて、お美野さんへ毎度の無心と来る。
拒
(
は
)
ねつけられて害意を起すのは、ま、あの女ならありそうなこった。
釘抜藤吉捕物覚書:13 宙に浮く屍骸
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
だが老嬢はプセットをしかと抱きしめ、
顰
(
しか
)
めっ面をして
拒
(
は
)
ねつけた。
老嬢と猫
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
拒
(
は
)
ねられれば拒ねられるほど
募
(
つの
)
ってくるのがこの病だというし、それに幸吉は、若
旦那
(
だんな
)
らしく
生
(
なま
)
ッ
白
(
ちろ
)
い自分の男ッ
振
(
ぷ
)
りに多分の自信を持っているのだから、おれの男ッ振りにうちの財産がある以上
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
とおれは顔もあげないで
拒
(
は
)
ねつけた。
ピストルの蠱惑
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
拒
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“拒”を含む語句
拒絶
峻拒
拒闘
拒否
差拒
強拒
御拒
抗拒
拒断
拒止
拒絶査定
拒絶論
拒退
拒馬
白招拒