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披露
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ひろめ
ふりがな文庫
“
披露
(
ひろめ
)” の例文
旦那もね、市に出して、お珊さんのその姿を、見たり、見せたりしたいばかりに、素晴らしく派手を
遣
(
や
)
って、
披露
(
ひろめ
)
をしたんだって評判です。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
亭「能く思い切って云った、よし、己がどこ迄も心得たから、心配するな、
先
(
ま
)
ず手拭でも染めて、すぐ
披露
(
ひろめ
)
をするが
好
(
よ
)
い、これ/\これ/\
拵
(
こしら
)
えて」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
あの旦那の飛んだもの
好
(
ずき
)
から、
洒落
(
しゃれ
)
にまた鑑札を請けて、以前のままの、お
珊
(
さん
)
という名で、新しく
披露
(
ひろめ
)
をしました。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
水街道から
此方
(
こちら
)
へ縁付いて参りました処が、旦那様もあゝいう訳でおかくれになりました、旦那がおいでならお側で御用を
達
(
た
)
して、
仮令
(
たとえ
)
表向の
披露
(
ひろめ
)
はなくとも
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と云う頼みの遺言をして死んだので、すると
婆様
(
ばあさま
)
が又続いて看病疲れかして病気になり、その死ぬ前に何分頼むと言って死んだから、前に
披露
(
ひろめ
)
もしてあったので
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
披露
(
ひろめ
)
の日は、目も
眩
(
くら
)
むように暑かったと云った。
第二菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何
(
なん
)
だねえ、お前、私がこんな身の上になっていても、敵とか
何
(
なん
)
とか云って騒ぐと思ってるのかえ、私は表向き
披露
(
ひろめ
)
をした訳でもなし、敵を討つという程な深い夫婦でもない
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
披
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
露
常用漢字
中学
部首:⾬
21画
“披露”で始まる語句
披露目
披露宴
披露式
披露文
披露旁馳走