トップ
>
手斧
>
てうな
ふりがな文庫
“
手斧
(
てうな
)” の例文
普請場には
鑿
(
のみ
)
や、
手斧
(
てうな
)
や、
鉞
(
まさかり
)
や、てんでんの音をたててさしも沈んだ病身ものの胸をときめかせる。
銀の匙
(新字旧仮名)
/
中勘助
(著)
何様いふ筋で喧嘩をいたしましたか知りませぬが大それた
手斧
(
てうな
)
なんぞを振り舞はしましたそうで、左様きゝました時は私が手斧で斫られたやうな心持がいたしました
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
キタイスカヤ昼のほのほと職待つと
手斧
(
てうな
)
かたへに人い寝こけぬ
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
背後
(
はいご
)
の
山懐
(
やまふところ
)
に、
小屋
(
こや
)
を
掛
(
か
)
けて
材木
(
ざいもく
)
を
組
(
く
)
み、
手斧
(
てうな
)
が
聞
(
き
)
こえる。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
死んでも立派に名を残さるゝ、あゝ羨ましい羨ましい、大工となつて生てゐる生甲斐もあらるゝといふもの、それに引代へ此十兵衞は、
鑿
(
のみ
)
手斧
(
てうな
)
もつては源太様にだとて誰にだとて
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
花しろきえごの
木
(
こ
)
のまを日ごもりと
手斧
(
てうな
)
は音に楽しむごとし
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“手斧”の解説
手斧(ておの)は、おもに片手で振る小型の斧。おもに薪の小割りや枝払いなど、通常の両手で振るう斧よりも細かい作業に用いられる。ハンドアックス (hand axe)、ハチェット (hatchet) などとも称される。
(出典:Wikipedia)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
斧
漢検準1級
部首:⽄
8画
“手斧”で始まる語句
手斧初
手斧削
手斧傷
手斧始
手斧屑
手斧目
手斧鍬