手懸てが)” の例文
それが自分には言語成長の歴史を辿たどるべき、最初の手懸てがかりと信ぜられるからである。
あれやこれやと周章狼狽して、とみに言葉も出ない有様。磨き粉の買い出しから、子供の pipi の始末まで、はるばる巴里パリーから手懸てがけに来るとは、なんたる因果、身の不仕合せ。
「おお、このおぼうさんにきいてみたら、あるいは手懸てがかりがあるかもしれない。」
武ちゃんと昔話 (新字新仮名) / 小川未明(著)