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手剛
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てごは
ふりがな文庫
“
手剛
(
てごは
)” の例文
其時四郎左衛門が出て、備中組の
手剛
(
てごは
)
い相手数人に勝つた。伊木は喜んで、自分の乗つて来た馬を四郎左衛門に与へた。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
君はそれ程強くはないが粘りつこいので誰よりも
手剛
(
てごは
)
い感じだと、さう言つて
褒
(
ほ
)
めたと思ふと、彼独得の
冴
(
さ
)
えた
巴投
(
ともゑな
)
げの妙技を喰はして、道場の真中に私を投げた。
途上
(新字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
「裏に居るよ。——
手剛
(
てごは
)
いから、怪我をしないやうに氣をつけろ」
銭形平次捕物控:112 狐の嫁入
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「そいつを直ぐ調べるのだ。ぬかるな、相手は飛んだ
手剛
(
てごは
)
いぞ」
銭形平次捕物控:300 系図の刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次は、相手が
手剛
(
てごは
)
いと見て、峻烈に突つ込みました。
銭形平次捕物控:059 酒屋火事
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
剛
常用漢字
中学
部首:⼑
10画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭