戸越とご)” の例文
其晩も蚊帳へ這入はいる前にふつと、洋燈ランプした。雨戸あまど門野かどのてにたから、故障も云はずに、其まゝにして置いた。硝子戸がらすどだから、戸越とごしにもそらは見えた。たゞ昨夕ゆふべよりくらかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)