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戦場
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いくさば
ふりがな文庫
“
戦場
(
いくさば
)” の例文
旧字:
戰場
みだれ焼きの槍の上手で、また、
戦場
(
いくさば
)
では、五本の“
飛閃刀
(
なげがたな
)
”を背にかくし、百歩離れて人を仆すという神技の持ち主です
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今に御寺の本堂を浪士の陣屋に貸して、此の岡崎を徳川と浪士との
戦場
(
いくさば
)
にする積りだらう、と云ふ事である。で何かに附けて在所の者は和上を憎んだが。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
息子は彼等が
戦場
(
いくさば
)
の
弾丸
(
たま
)
除けでない
我等の春
(新字新仮名)
/
今野大力
(著)
「あらあら、
鏃
(
やじり
)
がたくさん落ちていら。
兜
(
かぶと
)
の鉢金もあるし。——先生、この辺は、
戦場
(
いくさば
)
の跡ですね、
屹度
(
きっと
)
」
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「伊吹山のふもとで育ったおめえが、
恐
(
こわ
)
いなんていうと、化け物のほうで顔負けするだろう。
燐
(
りん
)
の燃えている
戦場
(
いくさば
)
を歩いて、死骸の太刀や
鎧
(
よろい
)
を
剥
(
は
)
いだことさえあるじゃねえか」
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「怒るな、そっちにも、
科
(
とが
)
があろう、火のない所に煙は立たない。
蓬屋
(
よもぎや
)
の後家が、子をつかって、
戦場
(
いくさば
)
の死骸から、呑み
代
(
しろ
)
を
稼
(
かせ
)
ぐという噂は、たしかに、俺の耳へも入っていることだ」
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“戦場”の意味
《名詞》
戦闘を行う場所。
(出典:Wiktionary)
戦
常用漢字
小4
部首:⼽
13画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“戦場”で始まる語句
戦場稼