まさ)” の例文
新字:
我れの生るゝや自然にして生る、生るゝ時未だ嘗てよろこぶことを知らず。則ち我の死するやまさに亦自然にして死し、死する時未だ嘗て悲むことを知らざるべし。
美なるもの、用あるものを毀傷殘害するよりほかに能力無き人ほど憫むべく哀むべき人は復無いのである。人まさに助長を意とすべし、剋殺を憚からざる勿れである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
この曲には音節より外、別に一種の玲瓏たる精神ありとはおぼさずや。われ。まこと宣給のたまふごとし。若し精神といふもの形體を離れて現ぜば、まさに此詩の如くなるべし。マリア。