“惣役人”の読み方と例文
読み方割合
そうやくにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて両村立ち合いの上で、かねて争いの場処である草山に土塚をき立てる日が来た。半蔵は馬籠の惣役人そうやくにんと、百姓小前こまえのものを連れて、草いきれのする夏山の道をたどった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それらの百姓仲間は中津川の宿はずれや駒場村こまばむらの入り口に屯集とんしゅうし、中津川大橋の辺から落合おちあいの宿へかけては大変な事になって、そのために宿々村々の惣役人そうやくにん中がとりあえず鎮撫ちんぶにつとめたという。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)