“情男”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いろおとこ50.0%
いろ25.0%
おとこ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゃくじゃ、第一、あの美人は、わしさきへ目を着けて、その一挙一動を探って、兄じゃというのが情男いろおとこなことまで貴公にいうてやった位でないかい。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
りますけ、少しも構やしまへん、どうせ暮れも近いけえ、年が明けてからでもゆつくり帰るが好うがすよ。情男いろが出来たといふんぢやなしな、わつはゝゝ。
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
「いいえお姉様お聞き遊ばせよ。これからが面白いのでございますもの。——許婚のある佐久良姫さくらひめがその許婚を恐ろしいとも思わず恋しい恋しい情男おとこのもとへ忍んで行くところでございますもの」
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)