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悦服
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えっぷく
ふりがな文庫
“
悦服
(
えっぷく
)” の例文
ここは
孫権
(
そんけん
)
の地で、呉主すでに三世を
歴
(
けみ
)
しており、国は
嶮岨
(
けんそ
)
で、海山の産に富み、人民は
悦服
(
えっぷく
)
して、賢能の臣下多く、地盤まったく定まっております。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
随分トコトンまで辛抱しておりましたが、腹の中では決して
悦服
(
えっぷく
)
していたわけではなく、機会さえあれば、百姓一揆その他の形で、随時随所にその不平を爆発させ
奇談クラブ〔戦後版〕:10 暴君の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
悦服
(
えっぷく
)
、信頼によって成り立つ関係なのであって、独善的な命令や権力的強制で生れる関係ではない。
政治学入門
(新字新仮名)
/
矢部貞治
(著)
彼は、信長の名を
辱
(
はずかし
)
めない新興勢力下の一大名として、次々に、領民をよく
悦服
(
えっぷく
)
させていた。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
城主の帰国を知った亀山の町民は、夜空も染まるほど
篝火
(
かがりび
)
に祝いの心を見せていた。事実ここの領民は旧国主の
波多野氏
(
はたのし
)
時代よりも、いまの善政に
悦服
(
えっぷく
)
し、光秀の徳になついていた。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
お味方もまた彼に劣らぬ文化と政略を
布
(
し
)
いて、土着の領民をも
悦服
(
えっぷく
)
せしめてゆかぬことには、ただ一城一城と戦い取っても、結局、さいごの勝利——
真
(
まこと
)
の戦果は、
掴
(
つか
)
むことができますまい。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“悦服”の意味
《名詞》
悦 服(えっぷく)
よろこんで心から従うこと。
(出典:Wiktionary)
悦
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
“悦”で始まる語句
悦
悦喜
悦楽
悦之進
悦治
悦気
悦々
悦賀
悦事
悦嘉