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悟空
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ごくう
ふりがな文庫
“
悟空
(
ごくう
)” の例文
悟空
(
ごくう
)
の身体の部分部分は——目も耳も口も脚も手も——みんないつも
嬉
(
うれ
)
しくて
堪
(
たま
)
らないらしい。生き生きとし、ピチピチしている。
悟浄歎異:―沙門悟浄の手記―
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
野末のほうから風に乗って
悟空
(
ごくう
)
のように素ッ飛んできた一粒の黒い人影があって、近づけば、それは子供か大人かわからない例の
蜘蛛太
(
くもた
)
であった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
元より
悟空
(
ごくう
)
が神通なき身の、まいて酒に酔ひたれば、
争
(
いか
)
で犬にかなふべき、黒衣は忽ち
咬
(
く
)
ひ殺されぬ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
「また
悟空
(
ごくう
)
に
八戒
(
はっかい
)
かい?」
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
三蔵法師の
智慧
(
ちえ
)
や八戒の生き方は、孫行者を卒業してからのことだ。まだまだ、俺は
悟空
(
ごくう
)
からほとんど何ものをも学び取っておりはせぬ。
悟浄歎異:―沙門悟浄の手記―
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
▼ もっと見る
昼餉
(
ひるげ
)
ののち、
師父
(
しふ
)
が道ばたの松の樹の下でしばらく
憩
(
いこ
)
うておられる間、
悟空
(
ごくう
)
は
八戒
(
はっかい
)
を近くの原っぱに連出して、変身の術の練習をさせていた。
悟浄歎異:―沙門悟浄の手記―
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
これ爾にふさわしき
位置
(
ところ
)
にして、また、爾にふさわしき勤めじゃ。
途
(
みち
)
は苦しかろうが、よく、疑わずして、ただ努めよ。玄奘の弟子の一人に
悟空
(
ごくう
)
なるものがある。
悟浄出世
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
“悟空”の解説
悟空(ごくう、731年 - 812年)は、中国唐代の仏教の僧侶。後の通俗小説『西遊記』の主要登場人物・孫悟空の名前の元になったと言われる。
(出典:Wikipedia)
悟
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
“悟空”で始まる語句
悟空猿
悟空尊者