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恋中
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こいなか
ふりがな文庫
“
恋中
(
こいなか
)” の例文
親というものは馬鹿なもので、流石の伯父さんも、富美子さんと服部君とがとうから
恋中
(
こいなか
)
だったことに気づかなかったのだよ。
黒手組
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
一方には元の
恋中
(
こいなか
)
の女が独身でいて、しかもどうやら自分の様子に注意しているらしく思われる境涯、年若な省作にはあまりに複雑すぎた位置である。
春の潮
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
稽古本
(
けいこぼん
)
を広げた
桐
(
きり
)
の小机を中にして
此方
(
こなた
)
には三十前後の商人らしい男が
中音
(
ちゅうおん
)
で、「そりや何をいはしやんす、今さら兄よ
妹
(
いもうと
)
といふにいはれぬ
恋中
(
こいなか
)
は……。」と「
小稲半兵衛
(
こいなはんべえ
)
」の
道行
(
みちゆき
)
を語る。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
爾来
(
じらい
)
ことにおとよに同情を寄せたお千代は、実は相談などいうことは第二で、あまり農事の忙しくならないうちに、玉の緒かけての
恋中
(
こいなか
)
に、
長閑
(
のどか
)
な一夜の
睦言
(
むつごと
)
を遂げさせたい親切にほかならぬ。
春の潮
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
恋
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“恋”で始まる語句
恋
恋々
恋敵
恋人
恋歌
恋愛
恋慕
恋仇
恋文
恋煩