必定かならず)” の例文
聞れしからば必定かならずほか盜賊たうぞくあるべきにより早々さう/\詮鑿せんさくすべし窮屈きうくつながら今少し辛抱しんばうせよといたはられ又々牢屋らうやへ下げられけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何の遺恨ゐこんで殺しませう是は全く人違ひとちがひにて候と云に女房お峰も役人に取縋とりすがをつと富右衞門は勿々なか/\人殺しなど仕つる者には御座なく是は必定かならず人違ひ何卒どうぞゆるし成れて下さりませとなみだと共に手を合せわびるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)