心残こころのこ)” の例文
旧字:心殘
「その意気いきをもってするからには、たとえ敵陣てきじんのかこみのうちに、無念むねんおにとなろうとも、わしは心残こころのこりではない」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おっとは、うなずいて、なんの心残こころのこりもなく、ついにこのってしまったのです。
ちょうと三つの石 (新字新仮名) / 小川未明(著)