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こゝろがまへ
ふりがな文庫
“
心構
(
こゝろがまへ
)” の例文
ガラツ八は默つて、この世にも
優
(
すぐ
)
れた
心構
(
こゝろがまへ
)
の親分を見上げました。お蔭で此手柄も錢形の平次はフイにしてしまつたのです。
銭形平次捕物控:054 麝香の匂ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
また汝先に立つ者我に請へる者よ、聞くべきことあらばいへ、我はいかなる汝の問ひにも
足
(
たら
)
はぬ事なく答へんと
心構
(
こゝろがまへ
)
して來れるなれば。 八二—八四
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
けれども、たつた今、私が別れて來た荒凉たる光景は幾らか悲慘な物語に對する
心構
(
こゝろがまへ
)
を私にさせた。亭主は、
卑
(
いやし
)
からぬ樣子をした、中年の男だつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
斯く裁判し畢りて、
小尼公
(
アベヂツサ
)
を召し給へば、我はその遊び戲れ給ふさまのめでたきを見て、身の憂きことを忘れ果てつ。人々は來ん年を北伊太利にて暮さんとその
心構
(
こゝろがまへ
)
し給へり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
こはピエール・ダ・ラ・ブロッチアの事なり、ブラバンテの淑女はこれがためこれより惡しき
群
(
むれ
)
の中に入らざるやう世に在る間に
心構
(
こゝろがまへ
)
せよ 二二—二四
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
構
常用漢字
小5
部首:⽊
14画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許