心得違こころえちげ)” の例文
わし種々いろ/\申すに申されやせん間違まちげえが有って、国のいえが潰れかゝりやんしたから、つれえのを忍んで居りましたが、母や女房が心得違こころえちげえの者で、わしをマア殺すべいとまでに悪企わるだくみをされやしたから
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
他に工夫がえから、いっわざわいの根を絶とうと打砕ぶっくだいてしまっただ、私一人死んで二十人助かれば本望でがす、私もわけえ時分には、心得違こころえちげえもエラ有りましたが、ようやく此の頃本山寺ほんざんじさまへ行って
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)