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心丈夫
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こころじょうぶ
ふりがな文庫
“
心丈夫
(
こころじょうぶ
)” の例文
「じゃ行って見るか。げに嫌だったら無理に苦労して御厄介になっていなくても、そうとなりゃこの子がいるから
心丈夫
(
こころじょうぶ
)
だあね」
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
偉大なる過去を背景に持っている国民は勢いのある親分を控えた個人と同じ事で、何かに付けて
心丈夫
(
こころじょうぶ
)
である。
『東洋美術図譜』
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
政雄は思いきって起きて
階子段
(
はしごだん
)
を
駈
(
か
)
けおりた。下には電燈が
点
(
つ
)
いていた。
平生
(
いつも
)
点けっぱなしにしない電燈が点いているのは老人がもう起きている証拠だと思って政雄は
心丈夫
(
こころじょうぶ
)
に思った。
女の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
あるいは参詣の人たちが
垢離
(
こり
)
を取った姿のままで、帰りにどやどやとその家に寄って行くこともある。こういう声を聴くと、たとえようもなく
心丈夫
(
こころじょうぶ
)
になり、また元気がつくものだそうである。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
槙雑木
(
まきざっぽう
)
でも
束
(
たば
)
になっていれば
心丈夫
(
こころじょうぶ
)
ですから。
私の個人主義
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
丈
常用漢字
中学
部首:⼀
3画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許