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微酔
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ほろえい
ふりがな文庫
“
微酔
(
ほろえい
)” の例文
旧字:
微醉
鬢
(
びん
)
のほつれ毛が顔へ懸りまして、少し
微酔
(
ほろえい
)
で
白粉気
(
おしろいけ
)
のある
処
(
ところ
)
へぽッと桜色になりましたのは、
別
(
べっ
)
して美しいものでございます。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
跡先ぽつと匂はする、
微酔
(
ほろえい
)
機嫌も、その実は、いふにいはれぬ、心外の、耻辱の耳に伝はりしに。心はかうと極めながら。
したゆく水
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
と
盤台
(
はんだい
)
をどさりと横づけに、澄まして
天秤
(
てんびん
)
を立てかける。
微酔
(
ほろえい
)
のめ組の惣助。
商売
(
あきない
)
の
帰途
(
かえり
)
にまたぐれた——これだから女房が、内には鉄瓶さえ置かないのである。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
両親共に三味線が好きで、
殊
(
こと
)
にお母さんは
常磐津
(
ときわず
)
が上手で、若い時には晩酌の
微酔
(
ほろえい
)
にお母さんの
絃
(
いと
)
でお父さんが一とくさり語るというような家庭だったそうだ(二葉亭の直話)。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
微酔
(
ほろえい
)
機嫌で楊枝を使いながらズッと上って来ました様子が、
平常
(
ふだん
)
と違いますから一同は恟りして
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“微酔”の意味
《名詞》
少し酒に酔うこと。ほろ酔い。微醺。
(出典:Wiktionary)
微
常用漢字
中学
部首:⼻
13画
酔
常用漢字
中学
部首:⾣
11画
“微酔”で始まる語句
微酔機嫌
微酔気味