微笑ゑみ)” の例文
そして老僕をいたはる心持で微笑んでゐた微笑ゑみが消えてしまつた。
祭日 (新字旧仮名) / ライネル・マリア・リルケ(著)
現世うつしよは めでたきみ代ぞ たひらけく 微笑ゑみはせな 百済くだらみほとけ
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
姉妹きやうだいは顔を見合せて、黙つて微笑ゑみかはした。
出発 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
をあげ、微笑ゑみさへ浮べ、やすらふとき
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
いづくより 来ませし仏か 敷島の 大和の国に いほりして 千年ちとせへにける けふ日まで 微笑ゑみたまふなり 床しくも 立ちたまふなり ほのぼのと 見とれてあれば 長き日に 思ひ積みこし うれひさり 安けくなりぬ 草枕くさまくら 旅のおもひぞ ふるさとの わぎに告げむ 青によし 奈良の都ゆ 玉づさの 文しおくらむ 朝戸出の 旅の門出に 送りこし わがみどりも 花咲ける 乙女とならば 友禅の 振袖ふりそで着せて 率ゐ行かむぞ このみ仏に
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)