ふたたび)” の例文
爾来ふたたび浮名を展覧会場に争はず。閑居自適し、時に薬草を後園に栽培して病者に与へ、また『田うごき草』と題する一冊子を刊刻してその効験を説く。人たわむれに呼んで田うごきのおきなとなせり。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)