“御里”の読み方と例文
読み方割合
おさと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はばかさま、女ですよ。野郎は御門違おかどちがいです」と鼻子の言葉使いはますます御里おさとをあらわして来る。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「西へ行く日の、はては東か。それは本真ほんまか。ひがし出る日の、御里おさとは西か。それも本真か。身は波の上。戢枕かじまくら。流せ流せ」とはやしている。へさきへ行って見たら、水夫が大勢寄って、太い帆綱ほづな手繰たぐっていた。
夢十夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)