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御発向
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ごはっこう
ふりがな文庫
“
御発向
(
ごはっこう
)” の例文
「あれは、先ごろからの
強訴
(
ごうそ
)
一件で、院のおさばきに
楯
(
たて
)
つく山門の衆を捕り抑えよと令せられて、それで
御発向
(
ごはっこう
)
の兵馬と申されておりまする」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それも不利、また無謀との御意なれば、このたびの御出陣は、足ならしの儀にとどめ、一応御帰陣あって、また来春を期し、改めて
御発向
(
ごはっこう
)
あそばされては如何でござりますか」
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お
館
(
やかた
)
には、
御発向
(
ごはっこう
)
の前、特に
御訓戒
(
ごくんかい
)
のあったことでもあり——
中入
(
なかい
)
りは
退
(
ひ
)
きの切レこそ大事、一勝を
捷
(
か
)
ち獲た上は、敵中に長居はくれぐれ無用——と、今日も繰り返され、きっと
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
免ぜられ、お
暇
(
いとま
)
を下さるる
趣
(
おもむき
)
は、さきにお達し致した通りであるが、中国
御発向
(
ごはっこう
)
の先陣として、
其許
(
そこもと
)
の赴かるる方向について、再び、次のようにお沙汰がありました。よく聞きおかれたい
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“御発”で始まる語句
御発明
御発足
御発心
御発意
御発作
御発起
御発輦
御発輿
御発途