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御折檻
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ごせっかん
ふりがな文庫
“
御折檻
(
ごせっかん
)” の例文
と衆人
稠座
(
ちゅうざ
)
のなかで
御折檻
(
ごせっかん
)
のあったことや、安土の城内でもしばしば同様な
辱
(
はずかし
)
めを加えられて来た例や、或いは、日頃といえ
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御折檻
(
ごせっかん
)
くらいは御加えになろうかと、私ども一同が
胆
(
きも
)
を冷すほどでございましたが、それでも若殿様は晴々と、美しい歯を見せて御笑いになりながら
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「御重態の床から起き上がり、奥様を御呼付け、弓の折れを持っての
御折檻
(
ごせっかん
)
じゃ」
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
乳房を——いいえ、女である事を
看破
(
みやぶ
)
られましたが運のつき、——その場に
愛
(
いと
)
しい念日様をくくしあげて、
女犯
(
にょぼん
)
の罪を犯した法敵じゃ、大罪人じゃと、むごい
御折檻
(
ごせっかん
)
をなさいますばかりか
旗本退屈男:06 第六話 身延に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
そりゃこそたいへん、
兵士
(
ネイブ
)
を
御折檻
(
ごせっかん
)
なすった。
まざあ・ぐうす
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
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「もとより
二心
(
ふたごころ
)
はない。たとえ御追放はうけても、殿の
御折檻
(
ごせっかん
)
、この犬千代を真実、人間にして下さろう
思
(
おぼ
)
し
召
(
めし
)
と思えばむしろありがとうて」
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いや、
御折檻
(
ごせっかん
)
かも知れぬ。お心を割れば、追放なされたのは、かえって大きな御主君の愛かも知れない。——あの君には、うっかりしたことを、小利口顔していうと頭からこつんと一つ頂戴する。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『
御折檻
(
ごせっかん
)
の為、即刻、転役仰せつけられた』
濞かみ浪人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
折
常用漢字
小4
部首:⼿
7画
檻
漢検1級
部首:⽊
18画
“御折”で始まる語句
御折衝