“従僧”の読み方と例文
読み方割合
じゅうそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぎしりをんだふたりの従僧じゅうそう網代笠あじろがさをかなぐりて、大刀をふりかぶって、主僧しゅそうの身をまもり、きたるをうけてやりや刀をうけはらった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よくにつりこまれて、草芝くさしばの上へあらたまり、おとといの真夜中まよなか呂宋兵衛るそんべえ手策てだてをつくして従僧じゅうそうふたりをあやめ、ひとりの主僧しゅそうをいけどってきて
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
はッとして、こころをまそうとした。そしてなにげなく見まわすと、まえの人は端然たんぜんとしているが、ふたりの従僧じゅうそうしながら、われをわすれていねむっている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)