後脚ともあし)” の例文
『乗りたいな。無性むしょうに、乗りたくなる。——乗り味のよさが思われてくるのだ。たまらない名馬ではある。あの後脚ともあしからさんずにかけての、からだづくりといったらない』
『前日、幄舎あくしゃてた工匠たくみどもが、くぎをこぼしていたものとみえ、釘を踏み抜いてしまったのだ。おれでも踏み抜けばよかったのに……あの青毛あおが、後脚ともあしの右のひづめで』