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弥兵衛
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やへえ
ふりがな文庫
“
弥兵衛
(
やへえ
)” の例文
旧字:
彌兵衞
浅野
弥兵衛
(
やへえ
)
に命じて、彼は、その
悉
(
ことごと
)
くを、部下の全将士に
頒
(
わ
)
けて今年の労を
犒
(
ねぎ
)
らい、また来たるべき年の覚悟についてこう云い渡した。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
現にあのさん・じょあん・ばちすたさえ、一度などは
浦上
(
うらかみ
)
の
宗徒
(
しゅうと
)
みげる
弥兵衛
(
やへえ
)
の水車小屋に、姿を現したと伝えられている。
おぎん
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
家政のことや二人の妹のせわは云うまでもない、武家のならいで跡継ぎがなければ家名が絶えるから、同じ家中で松田
弥兵衛
(
やへえ
)
という者の二男を養子にきめた。
日本婦道記:風鈴
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
七左 おお、
弥兵衛
(
やへえ
)
どの御子息欣弥どの。はあ、新聞に出ておりますか。田鼠化為鶉、
馬丁
(
べっとう
)
すなわち奉行となる。信濃国東筑摩郡松本中の評判じゃ。
唯今
(
ただいま
)
、その邸から出て来た処よの。
錦染滝白糸:――其一幕――
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
大垣
(
おおがき
)
まで、筑前の
名代
(
みょうだい
)
として、使いに行ってこい。正使には、浅野
弥兵衛
(
やへえ
)
をつかわす。弥兵衛についてまいるのじゃ」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
父の
弥兵衛
(
やへえ
)
は大工の
棟梁
(
とうりょう
)
だったが、
吝嗇
(
りんしょく
)
なくせに人の好い性分で、いつも損ばかりしていた。
おさん
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
弥
常用漢字
中学
部首:⼸
8画
兵
常用漢字
小4
部首:⼋
7画
衛
常用漢字
小5
部首:⾏
16画
“弥兵衛”で始まる語句
弥兵衛兵衛宗清