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引剥
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ひんむ
ふりがな文庫
“
引剥
(
ひんむ
)” の例文
累「はい蚊帳どころではございません、着ております物を
引剥
(
ひんむ
)
いて持出しまして、売りますか質に入れますか、もう蚊帳も持出して売りました様子で」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ぬかるなと申してやれ、十左め、ひっ捕えたらこんどこそ糾明してくれる、あの
僣上
(
せんじょう
)
な忠義ぶった面の皮を、こんどこそ
引剥
(
ひんむ
)
いてくれるぞ、誰かおるか、斎宮、斎宮
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
爾して化の皮を
引剥
(
ひんむ
)
くと云う積りである、其の執念の深いには驚くが、夫にしても秀子が此の人を恐れて逃げたのは何故だろう、虎井夫人の言った事を考え合わすと
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
唸
(
うな
)
るくらいならナゼ、もっと早く唸らない——というほどの意味であったか、その意味はよくわからないが、道庵は、荒っぽく
引剥
(
ひんむ
)
きもしかねまじき勢いの
屏風
(
びょうぶ
)
をそっと押して
大菩薩峠:38 農奴の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
愈々化けの皮を
引剥
(
ひんむ
)
いて恨みを晴らす時が来たと、嬉しさに腹の中から込み上げる笑いを世辞に紛らせて了うのだ、此の様な事は総て女の長所だが取り分けてお浦の長所だ
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
▼ もっと見る
見事叩っ毀して面の皮を
引剥
(
ひんむ
)
いてくりょう。
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一刻も早く此の高輪田長三を連れて秀子の化の皮を
引剥
(
ひんむ
)
きたいと思った為で有ろう、叔父はそう執念深く人を怨まぬ気質で、一時はお浦の所業を怒ったけれど間も無く心が解け
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
剥
部首:⼑
10画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出