弓馬きゅうば)” の例文
弓馬きゅうばみちれる、武張ぶばったひとではございましたが、八十人力にんりきなどというのはうそでございます。気立きだても存外ぞんがいさしかったひとで……。
弓馬きゅうばの家に生れながら、そんな卑怯なことは出来ない。飽くまで自分の力を以て敵をたおすのだ。そうして其奴の首をね、鼻を斬るのだ。
兵馬へいばけん」とか「弓馬きゅうばいえ」とかいう語もあるほど、遠い昔から軍事の要具とせられている勇ましい馬の鳴声は、「お馬ヒンヒン」というとおことばにあるとおり
駒のいななき (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
弓馬きゅうばの家に生れたからには、いつ肉身に死に別れても仕方のないことゝ、女ながらもそれは覚悟をしています。