“きゅうば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
急場50.0%
弓馬37.5%
窮場12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やあ、重政どのか。おん身と拙者とは、年来の親友。殊に、おん身の老母は今、蟹江ノ城にあるので、この急場きゅうばを賢明な御思慮によって、あやまらぬよう、一ムチ打って、申しに来た」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弓馬きゅうばの家に生れながら、そんな卑怯なことは出来ない。飽くまで自分の力を以て敵をたおすのだ。そうして其奴の首をね、鼻を斬るのだ。
しかも自ら招いたこの窮場きゅうば、ええ、ままよとどっかりそこへ胡坐あぐらをかくと、気のせいか侍の顔に微笑が浮んだようだったが