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廉張
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かどば
ふりがな文庫
“
廉張
(
かどば
)” の例文
律師は
偏衫
(
へんさん
)
一つ身にまとって、なんの威儀をも
繕
(
つくろ
)
わず、常燈明の薄明りを背にして本堂の
階
(
はし
)
の上に立った。
丈
(
たけ
)
の高い
巌畳
(
がんじょう
)
な体と、眉のまだ黒い
廉張
(
かどば
)
った顔とが、
揺
(
ゆら
)
めく火に照らし出された。
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
四十を越した、巌乗な、肩の
廉張
(
かどば
)
った男である。器械刈にした頭の、筋太な、とげとげしい髪には、霜降りのように白い処が交っていて、顔だけつやつやして血色が
好
(
い
)
い。夫人はその男にこう言った。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
廉
常用漢字
中学
部首:⼴
13画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“廉”で始まる語句
廉
廉子
廉恥
廉々
廉物
廉直
廉価
廉潔
廉立
廉耻