“底泥土”の読み方と例文
読み方割合
そこどろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沼尻の川なので、浅そうにとおっては見えるけれど、底泥土そこどろがやわらかで、仮橋から墜ちた子供などが、何人もそこでは死んでいた。
下頭橋由来 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もがけばもがくほど、彼の脚は、河の底泥土そこどろへ食い込んで、胸——肩の辺まで、黒い河水にズブズブとひたってしまうばかりだった。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)