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広子
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ひろこ
ふりがな文庫
“
広子
(
ひろこ
)” の例文
広子
(
ひろこ
)
は
京都
(
きょうと
)
の停車場から東京
行
(
ゆき
)
の急行列車に乗った。それは結婚後二年ぶりに母親の
機嫌
(
きげん
)
を
伺
(
うかが
)
うためもあれば、母かたの祖父の金婚式へ顔をつらねるためもあった。
春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
広子
(
ひろこ
)
は化粧道具や何かを入れた
銀細具
(
ぎんざいく
)
のバッグを下げたまま、
何年
(
なんねん
)
にもほとんど来たことのない
表慶館
(
ひょうけいかん
)
の
廊下
(
ろうか
)
を歩いて行った。彼女の心は彼女自身の予期していたよりも静かだった。
春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
広子
(
ひろこ
)
は東京へ帰った
後
(
のち
)
、何かと用ばかり多かったために二三日の間は妹とも話をする機会を
捉
(
とら
)
えなかった。それをやっと捉えたのは母かたの祖父の金婚式から帰って来た
夜
(
よる
)
の十時ごろだった。
春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
広
常用漢字
小2
部首:⼴
5画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“広”で始まる語句
広
広場
広東
広重
広々
広間
広小路
広野
広漠
広汎