トップ
>
平頸
>
ひらくび
ふりがな文庫
“
平頸
(
ひらくび
)” の例文
を、
呪文
(
じゅもん
)
のように叫びつづけながら、もうたてがみへつかまっているのでは間に合わなくなって、馬の
平頸
(
ひらくび
)
へ、眼をつぶって、抱きついていた。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
突然水ぎわに走りよった奔馬が、そろえた
前脚
(
まえあし
)
を踏み立てて、思わず
平頸
(
ひらくび
)
を高くそびやかしたように、山は急にそそり立って、沸騰せんばかりに天を摩している。
生まれいずる悩み
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
汗あゆる鹿毛の
平頸
(
ひらくび
)
浅間嶺の山肌のごとき
光沢
(
くわうたく
)
にあり
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
頼朝は駒の
平頸
(
ひらくび
)
へ抱きついた。駒は高く脚をあげたまま狂いながら後へ
退
(
さ
)
がった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
頸
漢検準1級
部首:⾴
16画
“平”で始まる語句
平
平常
平生
平素
平和
平坦
平伏
平地
平日
平家