“ひらくび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
平首63.6%
平頸36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこを目掛けて引っ返し、馬の平首ひらくびに頬をあて、右手で揮う小脇差し、一文字に駈け抜ける。またも悲鳴、バタバタと、山窩が一、二人仆れたらしい。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
(高綱は聞かざるものゝ如く、馬のそばに進みてその平首ひらくびを輕く叩きなどする。)
佐々木高綱 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
汗あゆる鹿毛の平頸ひらくび浅間嶺の山肌のごとき光沢くわうたくにあり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
頼朝は駒の平頸ひらくびへ抱きついた。駒は高く脚をあげたまま狂いながら後へ退がった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)