帷帳カアテン)” の例文
マホガニの頑丈な柱が支へた寢臺は深紅色しんくしよく緞子どんす帷帳カアテンが垂れて、部屋の中央に、幕屋のやうにすわつてゐた。
いつも鎧戸よろひどおろしたまゝの、二つの大きな窓には、同じ色の帷帳カアテン花綵飾はなづなかざりがたるんで、半分覆うてゐた。ゆか絨毯じゆうたんも紅く、寢臺の足許の卓子テエブルにも、眞紅まつかきれが掛かつてゐた。
そして、食事の爲めに階下へ行かうとしてその部屋の傍を通るとき、開け放したドア越しに、何ももまたきちんと整頓されてあるのが見えた。たゞ寢臺ベッド帷帳カアテンが外されてあるだけだつた。