とば)” の例文
ぬるむといいたげないろをめっきり川面へただよわせてきているすみだ川の景色もきょうばかりは曇り日のよう暗く見えた。ホンノリとした青空さえが、果てしらぬ灰いろのとばりかと感じられた。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)